書きやすいボールペンはどれ?選び方のポイントとおすすめのボールペン

「いろいろな種類を試してみたけど、書きやすいボールペンに出会えない」こんな風に感じていませんか?ボールペンは選び方のポイントを知ると、自分好みのタイプに出会えます。

どのように選ぶと書きやすいボールペンを見つけられるのか、シチュエーションを考慮したおすすめのボールペンを紹介していきます。ぜひ書きやすいボールペン選びにお役立てください。

書きやすいボールペンはどれ?

ボールペンはペン先に回転式の小さなボールがはめ込まれている筆記用具です。書くときにペンに内蔵されているインクがボールの表面に付着し、それを紙に転写することで文字が書ける仕組みです。ペン先のボールがなめらかに動くことで、少ない力で均等な濃さの線を書くことができ、どの方向に書いてもスムーズに書けることが特徴です。

人それぞれの書き方の癖や筆圧、書く紙との相性、好み、ボールペンを使う目的が異なり、書きやすいと感じるボールペンは異なります。これが書きやすいボールペンがなかなか見つからない理由です。
ボールペンを選ぶときには実際にペンを手に取って、重さやフォルムが手になじむのか、字を書いてストレスなく書けるものを自分の感覚で選ぶことを大切にしましょう。


書きやすいボールペンの選び方のポイント

ボールペンを選ぶときはそれぞれどんな特徴があるのか知り、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。闇雲に探していては、結局何が良いのかわからなくなってしまいます。書きやすいボールペンの選び方のポイントは次の4つです。

  • インクの種類で選ぶ
  • ボールペンの太さで選ぶ
  • 持ちやすさで選ぶ
  • ブレなさで選ぶ

インクの種類で選ぶ

ボールペンのインクは油性・水性・ジェルインク(水性顔料)・エマルジョンインクの4種類があります。インクの種類によって特徴が異なります。

インクの種類を選ぶときは、それぞれのメリットとデメリットを把握し、自分が何にボールペンを使いたいのかを明確にして選ぶとよいでしょう。

インクの種類

メリット

デメリット

おすすめの書く

シチュエーション

油性

  • 耐水性・速乾性に優れている
  • 書き味が重く感じる
  • 発色はやや劣る

宛名書き

公式文書

水性

  • なめらかな書き心地
  • 発色がよい
  • 耐水性がない
  • にじみやすい

長文を書く

イラスト

ジェルインク(水性顔料)

  • なめらかな書き心地
  • 耐水性に優れている
  • 発色がよい
  • インクの減りが早い

長文を書く

公式文書

イラスト

エマルジョンインク

  • なめらかな書き心地
  • 耐水性・速乾性に優れている
  • 濃く書ける
  • インクの減りが早い

長文を書く

公式文書


油性・ジェルインク・エマルジョンインクは、文字が色褪せることが少ないので、公式文書に使えます。水性は耐水性に弱く、長期保存すると色褪せてしまうため、公式文書や長期間保管したい書類などは避けてください。


ボールの大きさで選ぶ

ボールの直径は0.3や0.5などの数字で表記されています。この数字は線の幅ではなく、ペン先のボールの直径です。線の幅は文字を書くときの角度や筆圧、紙質、インクの種類によって異なります。そのため目安としてペン先のボールの直径で表示されています。

文字の太さを自分の好みだけではなく、用途に応じて使い分けることもおすすめです。
例えば読みやすさが大切な履歴書では、全体を0.5〜0.7mmを使用して書き、小さなスペースに書き込むときは細字ボールペンで書くと読みやすくなります。
このように必要に応じてボールの直径を使い分けるとより美しく、見栄えの良い文字が書けます。書きたい文字の大きさに合わせてボールの大きさを選ぶことがポイントです。


ボールの直径

特徴

おすすめの書く

シチュエーション

1.0〜1.2mm

  • 大きな文字を書くとき安定感のある文字が書ける

宛名書き

お礼状

0.5〜0.7mm

  • 一般的によく使われているペンの太さ
  • はっきり読みやすい字が書ける

ノートやメモをとる

資料作成

0.3〜0.4mm

  • 手帳や書類などに細かい文字を書ける

スケジュール帳


大きな文字を書くときは太めのボールペンを使用して、堂々と安定感のある文字が書けます。小さな文字を書くときは、インクが重なって文字がつぶれて見えない細字タイプを選びましょう。

持ちやすさで選ぶ

持ちやすいボールペンを選ぶと楽に書き続けられます。特に長時間文字を書き続ける場合は、手にフィットするボールペンがおすすめです。

持ちやすさは、ボールペンのグリップ部分に注目しましょう。ラバー素材やシリコーン素材を選ぶと、手にフィットしやすく、長時間文字を書いても疲れにくいです。汗をかいても滑りにくくなるので、凸凹のあるタイプをチョイスするとしっかり握れます。

筆圧や手の大きさに応じて選ぶこともポイントです。筆圧が弱い方は少し重みのあるタイプのボールペンを選び、筆圧の強い方は、軽いタイプのボールペンを選びましょう。また手が大きな方はボールペンのボディが太めの方が握りやすく、手の小さな方はボディが細めのボールペンの方がおすすめです。

ブレなさで選ぶ

ブレないとはボールペンで文字を書くときに感じる振動が少ないことです。文字を書く時に紙とペン先が接触するとその力がボールペン内部にある隙間に伝わり、微妙な振動が起きます。文字を少し書く分には感じにくいかもしれませんが、長時間ボールペンを使うとストレスに感じます。

ブレないボールペンの種類はまだ限られています。ゼブラのボールペンでは、このブレを解消しているボールペンシリーズがありますので後ほど詳しく紹介します。

デザインで選ぶ

ボールペンは仕事や勉強、手帳や家計簿の記入など日常生活で欠かせないアイテムです。使う回数が多いからこそ、自分のお気に入りのデザインを選んで、テンションを上げたりモチベーションを高くキープできたりします。
シンプルでスタイリッシュなデザインや、キャラクターや柄のついたデザイン、ボディのカラーを自分の好きなカラーや推しカラーを選んでみることもよいですね。自分がときめくボールペンをセレクトしましょう。


書きやすいボールペンのおすすめ

書きやすいボールペンの選び方を考慮した上で、ここからは用途に合ったゼブラのおすすめボールペンを6種類紹介します。自分のライフスタイルや使うシーンに合わせて参考にしてください。


ビジネスにぴったり!おすすめのボールペン

仕事で文字を書くことが多い人や、人前でボールペンを使うことが多い人へおすすめなのが「ブレン」です。
「ブレン」はストレスフリーな書き心地が特徴のボールペンです。ゼブラが開発した、書くときに感じる振動(ブレ)を制御する独自のシステム搭載しているため、ブレを感じにくいのです。またグリップは持ちやすく、長時間書いても手が疲れにくい設計です。インクは濃くなめらかに書けるエマルジョンインクを採用しているため、よりスムーズに感じるでしょう。
ブレンはビジネスシーンにマッチする、シンプルで洗練されたデザインもおすすめポイントです。書きやすさはもちろんのこと、スタイリッシュなデザインは、スマートな手元を演出します。

勉強におすすめのボールペン

勉強でノートをまとめるのが好きな人や、効率よく勉強を進めていきたい人には「サラサ R」がおすすめです。
「サラサ R」は従来品よりも濃く書けるインクを採用しており、0.4mmの細字タイプでも存在感のある、濃くあざやかな文字が書けます。存在感のある文字が書けるので、アクセントとして部分使いも可能です。また赤・オレンジ・ピンクのインクは赤シートで文字が隠れるので、自分だけの暗記ノートが作れます。効率よく勉強を進めるための助けになるはずです。
ノック部分とクリップの一部にインク色を表現し、筆箱の中やペン立てでも見分けやすくしています。白のボディを基調としているので、カラーが映え、かわいくて勉強中にテンションを上げられるのも嬉しいポイントです。

手帳に書きやすい!おすすめのボールペン

小さな文字をきれいに書きたい人には、「サラサナノ」がイチ押しです。極細ボールペンで書いたとき「ガリガリする」そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。「サラサナノ」はオリジナルのうるふわクッションを搭載し、ガリガリしないなめらかな書き心地を実現しています。またジェルインクを採用しているため、なめらかで鮮やかな発色も兼ね備えています。カラーバリエーションは32色と豊富なため、自分好みの手帳に仕上げられるでしょう。
コロンとした丸みのあるフォルムがかわいいボディは、インクのカラーを表現しています。ノック部分とクリップ部分はジェルインクのみずみずしさが表現されているような、透明のデザインが備わりフレッシュさを感じます。

郵便物の宛名を書くのにおすすめのペン

郵便物の宛名を書くときに「毛筆はうまく書けない……」こんなふうに考えている方は、ボールペンではないですが「筆サイン」で書くと悩みを解決できるでしょう。
「筆サイン」はゼブラ独自の筆サインチップを搭載しており、サインペンの感覚で筆文字が書けるペンです。極細・細字・中字と線の幅が豊富のため、さまざまな場面で用途に合わせ選択することも上手にかけるコツです。特に小さな文字を書くとき、太字だと文字が重なってしまうので、極細は重宝します。乾燥すると水に流れないカーボンインクを使用しているため、インクジェットのはがきなどにも使用可能です。サインペンのように簡単に書けるので、初めて筆ペンを使う人もぜひ試してみてはいかがでしょうか。

多色ボールペンのおすすめ!

手になじむ多色ボールペンをお探しの方には「ブレン3C」をおすすめします。
多色ボールペンはとても便利ですが、単色のボールペンに比べて構造が複雑な分、書くときに振動(ブレ)を感じやすいのです。また単色のボールペンに比べてボディが太くなっているものが多いです。
しかし「
ブレン3C」はゼブラ独自の技術でこの問題を解決した多色ボールペンです。書くときに感じる振動(ブレ)を制御する独自のシステム搭載しているため、ブレを感じにくいのです。また単色のブレントと同じサイズで、多色ボールペンでありながらスリムなボディを実現。手になじまないボールペンや、振動を感じやすいボールペンは無意識のうちにストレスに感じているので、多色ボールペンを探している人はぜひ手に取ってください。

自分に合ったボールペンを選んで書くことを楽しもう!

ボールペンにはさまざまな種類があり、特徴が異なります。筆圧や手の大きさ、書き方の癖、紙とペンの相性などによって書きやすいと感じるボールペンも人それぞれ異なります。
まずはボールペンをどんな場面で使いたいのかを考えてみましょう。同じ人の文字でも、ペンによって文字の印象が変わります。そのためインクや文字の太さは、場面に応じて使い分けるのがおすすめです。
もちろん書き心地も大切ですが、ボールペンは大切な相棒としてかわいくテンションを上げてくれるものを見つけることも大切です。

今回紹介したボールペンの選び方を参考に、自分だけのお気に入りのボールペンを見つけてくださいね。

しまうまノートとは

ゼブラが知ってる書く楽しさをもっとみんなに伝えるために。 いろいろ記す、自由なノート。

まねしたくなる手書きの楽しさ。ちょっと役立つ便利な知識。
こだわり、うんちく、文具愛。
真面目に気ままに記していきます。

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そんなときに思い出して少しのぞいてみてください。

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