2020年12月22日(火)
インクがなめらかなボールペンはホントに書きやすい?!
~なめらかすぎると、余計な力がかかっていた~
軽い力で思い通りの字が書けるボールペン比較検証
ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 真一)は、ボールペンの書き心地と書いた字の正確さの関係についての調査を、2020年11月におこないました。
背景
この数年、書き味の良いボールペンとして、インクがなめらかなものが書き心地が良いと人気になっていて、多くの種類の商品が発売されています。
しかし、ゼブラがおこなったボールペンに関するユーザー調査では、「インクがなめらかすぎるボールペンは、すべりすぎて正確に書きにくい」という声が複数あがっていました。
一方、ゼブラが2018年12月に発売した筆記時に生じる振動を制御したブレないボールペン『ブレン』は「安定感があって自分の思った通りの字が書ける」というユーザーの声を多くいただいていました(※)。そこで、ボールペンの書き心地と、書いた字の正確さの関係について調べる検証をおこないました。
- ※ シティリビング・テンタメ・ブレンアンバサダーによるユーザー調査より
ボールペン『ブレン』
方法
インクのなめらかさが特長の従来のボールペンと、ゼブラの新しい機能のボールペンを被験者に使ってもらい、「書くときの圧力(筆圧)」と「書いた字の正確さ」とを比較しました。ゼブラのボールペンは、筆記振動を制御したボールペン『ブレン』を使用しました。
被験者に下記の条件で、文字をすばやく正確に書いてもらう。
- 規定のカタカナがうすい色で印刷されたガイドをなぞって書いてください。
- 出来るだけ早く書いてください。
- なぞる文字からはみださないように正確に書いてください。
(2.速さと3.正確さでは2.速さを優先する)
被験者:20代30代男女 20人
検証の様子
結果
- 書くときの圧力(筆圧):従来のなめらかインクボールペンは、筆圧が「ブレン」よりも強くかかっている。
- 書いた字の正確さ:従来のなめらかインクボールペンは、ガイドからはみ出すことが「ブレン」よりも多い。
書くときの圧力(筆圧)の測定
ブレンの方が軽い筆圧で書けた
書いた字の正確さの測定
ブレンの方がねらい通りの筆記ができた
なぞりの正確性の判定
ガイドからはみ出して書いたものについて減点した
検証
- 従来品は、「なぞりの正確性」がブレンより有意に低く「ねらい通りの筆記」ができていない。
また、ブレンと比べて、すべりすぎを制御しようとして「筆圧」が高くなっていると考えられる。
(なめらかすぎると、すべってしまい、正確に書くために余計な力がかかっていた。) - ブレンは従来品よりも、“軽い「筆圧」で「ねらい通りの筆記」ができるボールペン”といえる。
筆記振動を制御した『ブレン』は、書類などを丁寧・キレイに書きたいときにおすすめのボールペンです。
ブレンについて
従来のボールペンは、書く時に紙とペン先が接触するとその力がボールペン内部の隙間に伝わり、微細な振動(ブレ)が発生していました。その振動が、ペンを持つ指に伝わり、気づかないうちにストレスを与えていました。ゼブラはこの振動に注目し、機構を工夫して振動を制御する「ブレンシステム」を開発することで、ストレスフリーな書き心地を実現しました。『ブレン』はこれまでにない新しい視点で書き心地を変えたボールペンです。
(商品名の由来…筆記が「ブレない」ことによる造語)
筆記時の振動を制御するため、3つのポイントを持つ新機構「ブレンシステム」
(a) ノックして書く時に中芯の先端をホールドする部品を搭載し、ペン先のブレを防いでいます。
(b) 金属製のオモリをグリップ内部に入れ、重心を下げる事で筆記のブレを防いでいます。
(c) ペン内部の各パーツの隙間をなくし、ペン内部のブレを防いでいます。
それぞれ図中a~cを参照。
『ブレン』価格:¥165(税抜価格¥150)
エマルジョンインクボールペン
インク色:黒、赤、青 ボール径:0.5mm/0.7mm
替芯:NC-0.5/0.7mm
- 2019年度グッドデザイン賞受賞
- 文房具屋さん大賞2019ボールペン賞1位
- 2019年Bun2大賞
- ブレン使用者の満足度94%
(City’sプロモーション対象者に対するWebアンケート調査実績 出典元:シティリビング)
ボールペン振動比較映像
拡大カメラでペン先を撮影し、従来品とブレンの振動の様子を映像で比較しています。
ゼブラ公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
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