インクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用しCO2排出量を48%削減
累計販売本数10億本以上の人気ジェルボールペンに搭載で環境保護をより身近に
「バイオチューブ JF-0.5芯」「バイオチューブ搭載サラサクリップ」8月1日発売

ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 太郎)は、インクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用した替芯『バイオチューブJ F-0.5芯』と、本替芯を搭載した『バイオチューブ搭載サラサクリップ』を、2024年8月1日(木)より全国文具取扱店にて発売します。

▲『バイオチューブJF-0.5芯』(右2本)ジェルボールペン替芯 
▲『バイオチューブ搭載サラサクリップ』(左4本)ジェルボールペン

替芯のインクが入っているチューブ部分とペン本体のグリップ部品にバイオマスプラスチックを使用。

環境対応した替芯で、CO2排出量を48%削減

『バイオチューブ搭載サラサクリップ』は、ペン本体、替芯、替芯のパッケージにまで環境配慮したジェルボールペンです。
ゼブラでは、1997年からボールペンの本体に再生プラスチックを使用することで環境に配慮した商品作りを進めていますが、さらなる環境貢献のため、インクを入れる替芯の材料も環境対応することと、お客様に替芯交換をして1本のペンを長く使ってもらうことが必要と考え、環境対応した替芯『バイオチューブ』の開発に至りました。替芯のインクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用し、材料となる植物が育つ過程でCO2(二酸化炭素)を吸収します。従来の環境配慮ボールペンを使用した時より、CO2排出量を48%削減できる(※1)ため、地球環境の維持に貢献できます。
当社の調査によると、環境問題に関心のある人の64%が普段から替芯交換をすると答えています。

※1 従来のサラサクリップを6本使用した場合とバイオチューブ搭載サラサクリップ1本+バイオチューブJ F芯5本を使用した場合のCO2の削減比較です。(2023年12月当社試算による)

環境に配慮した商品をより身近に

2023年9月に販売を開始した「バイオチューブ」第一弾では事務用の定番ボールペン「ジムノック」に搭載しました。第二弾の今回は、学生から社会人まで幅広い層にお使いいただいている、累計販売本数10億本以上(2022年3月時点ゼブラ出荷実績)のジェルボールペン「サラサクリップ」にバイオチューブを搭載。また、「バイオチューブ JF-0.5芯」は、従来のサラサクリップ0.5にもつめ替えて使用できます。ゼブラの環境に配慮した商品が、より多くの人に、より身近に手に取っていただけるようになりました。
(従来のサラサクリップは併売します。)

ペン本体・替芯・替芯のパッケージ」にまで徹底した環境配慮

「バイオチューブ搭載サラサクリップ」では、ペン本体のグリップにもバイオマスプラスチックを使用しています。また、その他の部品には再生プラスチックを使用しています。従来の替芯のパッケージはプラスチック製ですが、「バイオチューブ」のパッケージは再生紙40%使用の紙製です。ボールペン本体と替芯、替芯のパッケージにまで環境対応することで、環境保護を意識されるお客様の要望に応えます。
○日本バイオプラスチック協会が定める「BP(バイオマスプラ)マーク」の認証を取得しています。
○ボールペンは公益財団法人日本環境協会が認証するエコマークを取得しています。
○ボールペンのデザインは環境配慮をイメージしたアースカラーを採用しています。

▲『バイオチューブ搭載サラサクリップ』
ジェルボールペン ボール径0.5mm
価格:¥132(税抜価格¥120)
軸色・インク色(左から):
オーシャンブルーグリーン(黒)、アースブルー(黒)、ウォータークリアー(黒)、サンライズコーラル(赤)

▲お名入れ専用商品軸色 白(黒)

▲『バイオチューブJF-0.5芯』
ジェルボールペン替芯 ボール径0.5mm
価格:¥110(税抜価格¥100)/1本パック
¥550(税抜価格¥500)/5本パック 
インク色:(左から) 黒、赤

バイオマスプラスチックとは

植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチックです。
植物が育つ過程でCO2(二酸化炭素)を吸収することから、それを焼却処分した場合でも大気中のCO2の濃度を上昇させないというメリットがあります。これにより地球温暖化の防止や化石資源への依存度低減にも貢献することが期待されています。
バイオマスプラマークは、日本バイオプラスチック協会(JBPA)が定めるバイオマスプラ識別表示制度で、バイオマスプラスチックを一定比率以上含み、かつ安全性の審査基準に合格した製品に使用を認めるものです。

日本政府は「バイオエコノミー戦略」に基づく取り組みを推進し、バイオエコノミー市場規模を国内外で、これまでの92兆円から100兆円に拡大する目標を打ち出しています。(2024年6月時点)

ゼブラが推進する環境保護活動

当社お客様相談室への替芯に関する問い合わせは増加しています。中でも、「ペンより替芯を使ったほうが環境的に良い」「ペン本体を捨てるのはエコの観点からもったいない」「プラスチックを減らすためにも全てのペンに替芯があればいいなと思った」など、環境配慮の観点からのご意見が多数寄せられており、環境意識の高まりがうかがえます。
そんな中、ゼブラでは昨年業界で初めて、ボールペンの中芯にバイオマスプラスチックを採用した商品の開発に成功しました。インクに直接触れるチューブの材質を変更することに品質上の課題がある中、研究チームが4年の歳月をかけて70種類以上の材料を試し、バイオマスプラスチック化を成功させました。
当社は、筆記具を通して持続可能な社会の実現に貢献するため、商品の製造を含めた企業活動全般において地球環境に配慮した行動を目指し、環境に配慮した商品作りをおこなっています。今回の「バイオチューブ」では、商品を通して二酸化炭素排出の削減推進につなげます。

サラサシリーズとは

さらさらとした軽い書き心地と、濃くあざやかな発色が特長のジェルボールペンシリーズです。
代表的な「サラサクリップ」は、2023年に発売20周年を迎え、累計販売本数10億本(2022年3月時点ゼブラ出荷実績)を突破し、12年連続売上No.1(※2)と人気が高い商品です。
※2 日経POSサービス 2012年1月~2023年12月文具市場(ジェルボールペン)各年間累計販売本数より。全国GMS/SM/CVS/DRG計

「バイオチューブ」特設サイト

お客様向けの動画配信などにより替芯交換推進活動をおこなっています。