研究(機構・設計)部門

2015年 国内営業本部 広島営業所
2017年 研究開発本部 研究部
2019年 グローバル調達開発本部 グローバル調達開発部
2020年 研究開発本部 研究部 

就活時の方針やゼブラに入社を決めた理由を教えてください。

自分のやりたい仕事は一体何なのか?その答えが出ないまま私の就職活動がスタートしました。
そのため自分の中で企業選びの明確な軸は無く、業界を絞らずエントリーした中の1社がたまたまゼブラでした。
当時、文具に特別強い思い入れは無かった私ですが、面接官や採用担当の方々、面接時にエレベーターで話かけてくださった方々の温かい雰囲気に惹かれ、「こういう人たちと一緒に働きたい!」と思い、ゼブラに入社を決めました。
入社前は特別文具好きではなかった私も、現在は、普段使いから特別な日の贈り物などマルチに活躍できる筆記具にとても魅力を感じています。
筆記具はお祝いの品に選んでいただけることも多いので、送り手側の大切な思いが込められる贈り物を、作り手側としてこれからも丁寧に作り上げていきたいです。

現在、担当しているお仕事の内容を、簡単にご紹介ください。

製品設計チームでは内部機構の開発と製品全体の設計、及び量産時の品質確認までを一気通貫で担当しています。
機構の開発フェーズでは3DCADを活用しての構成検討や、簡易的なモデルでの作動確認などを行い、より良い構造を模索していきます。
これまで世の中に無かった構造を生み出す分、想定外の問題に頭を悩ませる事も多々ありますが、その分課題が解決され、自分の苦労が1つの成果に結びついた時に大きな達成感があります。
量産化フェーズでは、デザイン、組立性やコスト等、様々な条件をクリアしながら安定した品質の作り込みを行っていきます。
ここでの決定が製品の最終的な見た目や使い勝手、コストになりますので、何度も検討を重ねます。
部品寸法のアバレによる品質への影響を確認することは、かなり集中力を要する作業にはなりますが、メーカーの立場では大量生産したものでも実際に使用して頂くユーザーの方には唯一無二の1本となるので、妥協しないように心掛けています。

あなたの職種ならではの、やりがいを感じる瞬間や、感じた際のエピソードがあれば教えてください。

研究部に配属されて間もない頃、新製品を具現化するための機構アイデアをメンバーで出し合う機会がありました。
異動したてという事もあり、初めはどうしていいか分かりませんでしたが、既存製品を分解して構造を勉強したり、先輩社員のアドバイスを聞いたりしながら、自分で考えた機構が初めて形になった時に大きなやりがいを感じました。
今では様々な人と協力しながら一緒に作り上げてきた製品が店頭に並び、消費者の手元に届いた時に大きなやりがいを感じます。
特にメディア等で高評価を得られた際や営業の方やお客様相談室を通じて販売店やユーザーの方からお褒めの言葉を頂いた時は、また褒めて欲しいから頑張ろう、とますますやる気が出てきます。
このように経験を積むにつれて変わっていくやりがいがあるところが、この仕事の面白いところだと思います。

あなたの職種ではどのようなスキルやマインドが求められると思いますか?

人の意見を柔軟に聞き入れる事と時には決断する事。この2点が研究業務では特に大切だと感じます。
経験豊富な社員が優れたアイデアを出す時もあれば、若手が独自視点の斬新なアイデアを出す時もある。
個々の経験や経歴によって生まれるアイデアは様々なので、自分にない発想や意見を柔軟に聞き入れる姿勢がとても大切だと思います。
一方で、時には自分で決断することも大事なことだと感じます。
特に新製品開発業務では未知の問題にぶつかることも少なくありません。
正解の無い問題に対して、納期通りに結果を出すためには、自分で決断する事も必要になります。
決断する際にはもちろん責任がついてきますが、その分、絶対に成功させたい!という自分の「想い」がより一層製品に込められるのだと思います。

「ゼブラって働きやすいな」と思ったエピソードがあれば教えてください。

何度か部署異動を経験しましたが、どこへ行っても困っていたら助けてくれる。 入社の決め手となった温かさは入社後も強く感じます。
新人として広島営業所に配属された際に、私の売上を達成させるために、月末の忙しい中、一緒に走り回ってくれた先輩がいました。
広島に引っ越して間もない頃、家電を購入するために休日に車を出して買い物に付き合ってくれた先輩もいました。
その後何度か異動する度、何も勝手が分からず、周りの人に聞いてばかりでしたが、皆さん嫌な顔一つせず、手を止めて真剣に話を聞いてくれました。
時には、物分かりが悪い私にホワイトボードをフル活用して納得いくまで説明してくれた時もありました。2時間近くも時間を使っていただいたので、その方はその日残業する事になり少し気まずかったのを覚えています。
このように挙げればキリがありませんが、社員さん一人一人の人柄がゼブラの働きやすさを生み出していると思います。

仕事における今後の目標を教えてください。

数十年前、ゼブラが初めて両頭マーカーや回転繰り出し式の多機能ペンなど現在の筆記具業界の当たり前となる製品を他社に先駆けてリリースしてきました。
これからも消費者の期待に応える事が出来る製品を作り、数十年後の業界の当たり前になる製品を作り続けるメーカーでありたいです。
また、個人的な目標としては、技術者として人々の生活に影響を与えるような新製品を作っていきたいと思うのと同時に、自分の入社の決め手ともなった一緒に働きたいと思ってもらえるような人間になりたいです。
かつての私がそうであったように、「この人の力になりたいから頑張る!」と後輩たちからも思ってもらえるような人間を目指してこれからも成長していければと思います。

1日のスケジュール

  1. 09:00

    朝礼、1日のスケジュール確認

  2. 10:00

    機構アイデア検討

  3. 11:00

    3DCAD設計

  4. 12:00

    昼食

  5. 13:00

    ミーティング

  6. 14:00

    試作モデル作成

  7. 16:00

    試作品評価

  8. 17:30

    終業