最後の一文字を間違ったら要注意!

最近、半紙などの作品を書く時に最後の一文字に錯書が起こったり、字形が崩れる例が急増しています。これはVDT作業やメールを打ち続けたり、ゲームをやり続けることにより、β波が常に出ていない状態が続きβ波の高まりを得ることができないことが原因と考えられます。

  • VDT作業:ディスプレイ、キーボード等により構成されるVDT(Visua lDisplay Terminals)機器を使用して、データの入力・検索・照合等、文章・画像等の作成・編集・修正等、プログラミング、監視等を行う作業

漢字が書けない人が増えている?

錯字例

パソコンばかり使っていると、漢字が書けなくなるという経験は多くの人が持っているはず。これは頭頂葉疾患に近い空間失書の例で、文筆業をしている人でさえも、キーボードばかりで文章を作成しているとごく簡単な字が書けなくなったという例もある程です。ブラインドタッチという言葉が示すように、空間的なコントロールを介さない慢性的な指の単純運動が原因と考えられています。最初の一文字の位置が決められなかったり、紙面に文字が入りきらなかったりしたら要注意です。

まず小学校低学年レベルの4~6字熟語を思い浮かべます。半紙と筆を用意して、一点一画ゆっくりとそれを書いてください。その際、書いている時と、画から画に移る時も含めて同じスピードで筆を進めます。尚、画から画に移る際、筆先は紙面より1cm以上あげないようにしてください。

指先の細かい運動は頭を活性化する?

編物など、指先の細かな作業をする人はボケないなどとよく言われます。文字を書くという動作についても同じです。しかし慣れきって書くようになったり、ブラインドタッチするようになると、その指先の運動は小脳で代替され、結果、指先を動かす脳の部位の隣にあるブローカー野への血流の影響がなくなり、頭に良いとは言えません。
また大脳は同じことの繰り返しを嫌います。VDT作業者が緊張した状態(発話以外に並行して思考、動作を求められる場合)での発話に支障が出るのは、左利きの子供を右利きに矯正しようとすると、しばしば吃音を生じるのと同じです。

  • ブローカー野:発話、文法理解・構築などを司る前頭前野にある脳部位
  • 交叉支配の原則により、右手指を司るのは左脳で、左手指を司るのは右脳になる。