手書きと活字の違い

活字は読みやすいのですが、手書きは一定空間内に「動き」と「奥行き」という情報を加味しています。また手書きの文字を書く指の細かい運動には「空間認知や、思考を伴うリズム性」があり、単調なパソコンの入力とは異なります。また、楷書、行書、草書を書く時でも異なります。楷書は記号性が高く、草書は非言語的自己表出性(空間認知・連続する細かい指の動き・リズム性)が高い書体です。

江戸時代という学校数、就学率など高いレベルを維持した時代の教育が、記号性と非言語的自己表出性の均衡する行書が中心でした。現代の脳科学に基づいた書字による活性化法が、驚くことにすでに江戸時代に行われていたのです。