ゼブラではある時期から、熟練の職人の退職により品質が低下。多くの漫画家が、パソコンソフトでの制作に切り換えるきっかけになったとまで言われました。

この状況に危機感を強めた職人たちは一念発起。
「つけペンのことは漫画家に聞かなければ分からない」と、
あらゆるツテを頼って、漫画家にヒアリングした結果、
「①なめらかに描ける」、
「②耐久性がある」、
「③強い筆圧に耐える」、
という要望が浮かび上がりました。

最も要望の多かった「なめらかに書ける」のために、漫画家基準で品質の見直しをはかり、プロの漫画家など、1,000人を超える人たちに試し描きをしてもらいながら、書き味を追求。
こうして完成した「Gペン」は「漫画用Gペン」と改名し、2013年に発売。職人たちの熱意に「ペン先」を愛好する漫画家や一線で活躍する編集者も協力し、新しい「ペン先」の開発が動き出したのです。

「耐久性を高めてほしい」という要望に応えたのが、2014年発売の『チタンGペンプロ』。実際に、漫画家の描く線幅を計って、限界値を設定。
金属のチタンでコーティングし耐久性を高めたこの商品は、1本の「つけペン」で描ける長さが従来品の約4倍と飛躍的に伸びました。結果、事前の予想を上回る売れ行きになりました。

「筆圧が強くてもペン先の開きづらいものがほしい」という要望に応えるため、多くの漫画家の筆圧を測定。開きにくい形をハンダゴテで手作りして試作を繰り返し完成したのが、今回発売する『ハードGペン』です。
「1本でいろいろな線が描けてうれしい」「絵を描くのが楽しくなった」など、好評です。